銀シャリを思わせる白米の陰影感にアッパレ!
第27回目は東京都墨田区押上にある
高木神社の「おむすび御守」です。
初穂料1000円(授与時)。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_8863-2-546x1024.jpg)
おむすびは「御結び」とも書きます。
そんな所以から、
このようなおにぎり型のお守りが誕生しました。
シャレが効いていて、本当におもしろい!
おむすびのてっぺんにある赤い丸は
カリカリ梅ではないかと解釈します。
具といえば、
やっぱり梅が第一候補。
見た目的にも安定感があります。
これがもし鮭やおかかやツナマヨだったら、
お守りにしたときに美しくない。
ちょっとグロイ。。
しっかりと海苔が巻かれているのもいいですね。
白米の部分はもちろん白地なのですが、
輝く部分とそうでない部分があり、
それがまるで銀シャリのよう。
誰もが見逃してしまいがちな細部にまで気を配るなんて、
決して冗談で作ったお守りではないという証拠です。
このお守りを見ていると、
なんだかおにぎりが食べたくなってきます。
加えて、
金色の結びを見てください。
シンプルにねじってあるだけなのですが、
先が上を向いており、
結婚式のご祝儀袋っぽくて縁起物を感じます。
たまたまそうだったわけではなく、
授与所に並べられていた「おむすび御守」すべてがそうなっていました。
この配慮も素敵です。
お守りは、もともと透明の袋に入れられていて、
出すのがもったいないため、
そのまま部屋に飾っています。
縁結びの”ガチ”感がないところが身につけたくなるポイント
裏面です。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_8864a-1024x882.jpg)
正面からは見えませんが、鈴がついています。
振るとちゃんと音が鳴ります。
重なるように、銅版型のおむすびも。高木神社のネーム入りです。
このお守り、カバンにつけると合いそうです。
特に学生カバンなんかにいいのではないでしょうか。
もし、友達から
![友人](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/22420925-150x150.jpg)
食いしん坊だね
なんて言われたら
![私](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/22506442-150x150.jpg)
おむすびは御結びなんだよ
と言ってあげましょう。シャレが通じる友人なら
![友人](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/22420925-150x150.jpg)
わ、私も、ほ、ほしい
となるかも。
なぜなら、
「彼氏欲しい!」「彼氏欲しい!!」「彼氏欲しい!!!」といった
切羽詰まった感が
おむすびのポップなビジュアルによって緩和されているから。
たとえ縁結びに本気モードであったしても、
そういったものはあまり人に悟られたくないもの。
さり気なさが重要です。
高木神社のお守り紹介はこちら
高木神社とは以下のようなところです。
御祭神が「高木の神」だから高木神社
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6766-1024x768.jpg)
高木神社は東京都墨田区押上の
民家が並ぶところにある神社です。
後ろには高層マンションが見えます。
この付近は、東京スカイツリーが建って以来、
再開発が進み、街並みがどんどんきれいになっています。
鳥居の向こうにある住宅のような建物が社務所であり、授与所です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6764-768x1024.jpg)
高木神社は1468年(応仁2年)の創祀。
旧寺島新田の鎮守として尊崇され、
古くは「第六天社」と呼ばれていました。
第六天とは魔王の力であり、織田信長が信仰していたといわれています。
明治初期による神仏分離の制度により、
高木神社へと改名。
なぜ、このような社名になったかというと、
御祭神である高皇産霊神(たかみむすびのかみ)の別名が
「高木の神」だからです。
この高皇産霊神(たかみむすびのかみ)の
「むすび」が「結び」となり、「縁結び」に繋がって、
「おむすび御守」へと着地した。
つまり、
思いつきで「おむすび御守」が完成したのではなく、
ちゃんと根拠があって作られたわけです。
ちなみに、
高木神社のご神徳は
「万物生成」「心願成就」「交渉・相談事がまとまる」。
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)は日本神話の神。天地のはじめに、天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと)、神皇産霊尊(かみむすびのみこと)とともに、高天原(たかまがはら)にあらわれた造化三神の一神。
もともとは「たかみむすひのかみ」で、時代が下がるにつれて「むすび」と濁るようになりました(濁らない表記も存在しています)。
「むす」は植物の生成繁茂(せいせいはんも)する力を表すことから、植物の生成力を神格化したものと思われます。「古事記」では高御産巣日神と表記。別名は高木神。
高皇産霊神は、最高神である天照大御神に助言する立場にあり、最高司令神とも呼ばれています。
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3N3W72+912P2Q+4PXI+BYT9D)
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3NEZHK+2OG8S2+1OK+7624H)
境内の石におむすびの絵を描いて供えることができる
そんな崇高な由来を持つ高木神社。
それでありながら、境内はおむすびの笑顔でいっぱい!↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6765-1024x768.jpg)
参拝者がいたずら描きをしているのではなく、
誰でもが足元にある石を拾って自由に描くことができます。
ペンは社務所前に置いてあります。
自分も描いてみたくなったので、
![守護 守](https://omamori-collection.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
ペンを借りていいですか?
と、神社の人に尋ねたら、
![高木神社の方](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/22429012-150x150.jpg)
どうぞ。好きなだけ描いていってください!
とのこと。
え? 一人一つじゃないんだ!
というわけで、3つ描きました。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6770-768x1024.jpg)
うん。なかなかの出来栄えだ!
石におむすびを描くのみならず、こういったものをお供えする方もいるようです。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6767-1024x768.jpg)
おむすび型の急須もあります。
高木神社の「おむすび御守」はこの周辺では超有名です。
お守りの授与、御結び祈願、おむすび描き。
そんな楽しいことを叶えるために
高木神社へお出かけしてみてはどうでしょうか?
「からかい上手の高木さん」もお出迎え。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6768-768x1024.jpg)
住所: 東京都墨田区押上2-37-9
アクセス:東武スカイツリーライン「曳舟駅」下車徒歩5分
京成押上線「京成曳舟駅」下車徒歩7分
東京メトロ半蔵門線・都営浅草線「押上駅」下車A3出口より徒歩7分
https://takagi-jinjya.com/
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