【酒列磯前神社の健康御守】 医療・薬学の神様が持つご神徳を拝受

茨城
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繁栄や長寿を意味する紗綾形(さやがた)を背景に採用

お守りコレクションblog
第162回目は茨城県ひたちなか市にある
酒列磯前(さかつらいそさき)神社の「健康御守」です。
初穂料1000円(授与時)。

ご祭神である少彦名命(すくなひこなのみこと)は
医療薬学の祖神といわれている神。
病気平癒や健康長寿にご神徳があるといわれています。

そのような酒列磯前神社にて
「健康御守」をいただくことに
ありがたさを覚えます。

お守りを見ていて印象的なのが
背景の柄である紗綾形(さやがた)です。↓

梵字の『卍(まんじ)』を斜めに崩し、
それを組み合わせて作られています。

紗綾形は吉祥文様の一種で、
不断長久(繁栄や長寿が続くこと)を意味する
縁起の良い模様。
まさに「健康御守」にピッタリですね!

「紗綾」という絹織物に
この模様が多く用いられていたことから、
その名が付いたといいます。

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神社名に「酒」とつくのはご祭神がお酒の神様だから

裏面です。

「酒列磯前神社」と
神社名が入っています。

おもて面もそうですが、
描かれている植物は南天です。
「難転(難を転じて福となす)」に
通じることから
縁起のいい木として親しまれています。

魔除けや火災よけに効果があるともいわれ、
江戸時代には玄関先に
よく植えられていました。

また
赤い実には咳を鎮める働きがあることから
のど飴の成分にも含まれるといいます。
そういった植物ですので、
健康お守りの絵柄として使用されるのも
納得ですね。

今回の酒列磯前神社。
なぜ「酒」という字がつくのでしょうか?
やはりご祭神である少彦名命に由来しています。

古来より薬のひとつとされたお酒。
その作り方の技術を広めたのが
少彦名命であったといいます。
そのため「酒の神様」としても崇められ、
その御神徳に沿って
「酒」という字を当てたのではないか
と考えられます。

お酒と健康の結びつきは
昔からあったということなので
お酒好きの人は
健康のためにも
酒列磯前神社への参拝は必須ですね!

ちなみに
「酒列」になる前は
「逆列(さかつら)」だったとも
いわれています。
神社周辺の海岸の岩石群は
南に約45度に傾斜して並んでいるのですが、
一部北に傾いた部分があり、
それをとって「逆列(さかつら)」という地名になり、
それが神社名にも使用されたということです。

酒列磯前神社のお守り紹介はこちら

酒列磯前神社は以下のようなところです。

酒列磯前神社【さかつらいそさきじんじゃ】
酒列磯前神社では皆様のお願い事が神様へ届くように、また心の平穏を導くように、神職が心をこめて御祈祷を致します。 また、七五三や厄祓など人生の節目節目での御祈祷も承っております。
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パワースポットともいわれる樹叢(じゅそう)のトンネル

酒列磯前神社へ行くには
JR勝田駅から「ひたちなか海浜鉄道湊線」
に乗り換えて磯崎駅にて下車。
そこから徒歩10分~15分で到着します。

「ほしいも御守」で有名な堀出神社(ほしいも神社)
とは徒歩で約20分。
歩ける範囲です。↓

146回目の記事で「ほしいも御守」を
紹介していますので
こちらもチェックしてくださいね。

【ほしいも神社のほしいも御守】ほしいものがすべて手に入る!?
茨城の名産ほしいもの形をしたかわいいお守り お守りコレクションblog第146回目は茨城県ひたちなか市にあるほしいも神社(堀出神社)の「ほしいも御守」です。初穂料600円(授与時)。 見てのとおり(?)ほしいもをモチーフにしたお守りです。ほ...

酒列磯前神社の一の鳥居です。↓

参拝へ上がった日の
真っ青な空に感謝です。

一の鳥居をくぐると
名物といっていい
「酒列磯前神社の樹叢(じゅそう)」が登場です。↓

樹齢300年をこえる
椿やタブノキが300m続き、
トンネルのように参道を覆っています。
冬には椿の花が咲き誇り、
美しく彩ってくれるといいます。
茨城県の天然記念物にも指定されています。

この樹叢をパワースポットと称する方が
けっこう多いと聞きました。

どの木もそうですが
生え方が尋常ではありません。↓

今にでも動き出しそうです!

二の鳥居です。↓

一の鳥居は明神鳥居といって
最上部が笠木と島木から成る
二層構造が特徴ですが、
二の鳥居は
最上部が笠木一本という
簡易な構造の神明鳥居です。

鳥居の手前にある狛犬は
昭和の名工といわれる
飯塚兵吉の作であります。

二の鳥居を入ると
左側に「幸運の亀」がいます。↓

高額当選した方が
亀の石像を奉納されたそうです。
さすって御利益を受けたいですね!

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酒列磯前神社と大洗磯前神社は兄弟社

拝殿です。
なんて青空なんだ!
加工一切なし。↓

創建は平安時代の856年(斉衡3年)。
日本文徳天皇実録によると
斉衡三年(856年)12月29日、
常陸国鹿島郡の大洗磯前に
大名持命(おおなもちのみこと/大国主命)と
少彦名命(すくなひこなのみこと)が降臨にし、
塩焼きを仕事とする一人に乗り移り、
「われは大奈母知(おおなもち)・少比古奈命である。
昔、この国を造り終えて、東の海に去ったが、
今人々を救うために再び帰ってきた」
と、告げられました。

それにより
少彦名命をご祭神とする「酒列磯前神社」が
現在のひたちなか市磯崎町に、
同時期に
大名持命をご祭神とする「大洗磯前神社」が
現在の東茨城郡大洗町に創建されました。

そして
酒列磯前神社と大洗磯前神社は
二社で一つの兄弟神社となっています。

以前に
大洗磯前神社の「神磯の鳥居と日の出御守」
を紹介していますので
ぜひチェックしてみてください。↓

【大洗磯前神社 神磯の鳥居と日の出御守】今まさに神が降臨する
瞬間的に”ほしい”と思わせるインパクト 第18回目は茨城県東茨城郡大洗町磯浜町にある大洗磯前神社の「神磯の鳥居と日の出御守」です。 神社名は「いそまえ」ではなく、「いそさき」になります。海の岩場に建つ「神磯の鳥居」と日の出のコラボレーション...

向拝(こうはい)の懸魚(げぎょ)に作られた
「リスとぶどうの彫刻」は
酒列磯前神社の見るべきポイントの一つ。↓

日光東照宮の「眠り猫」を
制作した左甚五郎(ひだりじんごろう)
の作と伝わっている彫刻です。

貴重な作品なので網でカバーされています。

拝殿の扁額です。↓

「大勲位公爵桂太郎謹書」
とあります。
これは第11代、13代、15代
内閣総理大臣を務めた桂太郎が
書いたという意味です。

拝殿と酒列会館をつなぐ階段通路が
トンネルのようになっており、
くぐって奥へと進めるようになっています。↓

奥へ進むと左側に
酒列鎮霊社があります。↓

ここには日露戦争の戦没者が祀られています。
日露戦争は第1次桂内閣のときに起きました。
そういった縁があるのでしょうか。

本殿の裏側です。↓

こちらの丸いものは何でしょうか?↓

昇り龍、降り龍が描かれています。
歴史を感じますし、
とても雰囲気がありましたので
写真を撮りました。

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「海が見える鳥居」は最高のフォトジェニック

酒列磯前神社の見どころは
いろいろありますが、
ここも押さえてほしいポイントです。
「海が見える鳥居」。↓

フォトジェニックになっています。
見える海の景色は磯崎漁港です。↓

アニメやドラマに登場しそうなスポットです。

医療薬学の神、酒造の神のみならず、
温泉の神、知恵の神、
海上安全、大漁万足
などの様々な顔を持つ
少彦名命。

酒列磯前神社の樹叢という
パワースポットもあります。

そして何より
海が近くて気持ちいいです!

ぜひともお出かけしてみてください!

住所:茨城県ひたちなか市磯崎町4607-2
アクセス:JR勝田駅から「ひたちなか海浜鉄道湊線」に乗り換え磯崎駅にて下車。
     徒歩10分~15分
https://sakatura.org/

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