【櫛田神社の博多守】祭りを愛する情熱が込められた強運守り

福岡
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神社が鎮座する土地の名が描かれた珍しいお守り

お守りコレクションblog
第253回目は福岡市博多区にある
櫛田神社博多守です。
初穂料1000円(授与時)。

まず目に飛び込むのが
飾り山笠(やま)を再現した細かなデザイン。
境内に実物が展示されています。↓

高さは約13m、空を見上げる角度まで
首を反らさなければ全貌を見渡せません。
装飾の一つ一つが繊細です。

ご存知でしたか?
博多祇園山笠祭りで街中を賑わせるたくさんの山笠は
祭りが終わったのち、崩されてしまうそうです。
も、ももも勿体ない!
ですが櫛田神社では豪華絢爛な山笠を
祭りのある一定期間を除いて
誰でも見学することができるんです。

この日も外国人観光客が列をなして撮影してました。
わかります! こんな素晴らしい造形をバックに
写真を残せたら一生の宝物ですよね。

お守りの上部には金糸の神紋
そしてお守りには「博多守」と同じく金糸で描かれています。
横文字はかなり珍しいです。
他に赤・白の種類がありましたが
山笠の美しさが一番映える紺色を即決で拝受しました。

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裏面も表面に負けず劣らず祭りの躍動感に溢れている

裏面です。

山車を担ぐ若衆がワイヤワイヤと
今にもうごめきそう!

金糸で博多と添えられた
角印「櫛田神社」も印象的です。

このお守りにはどんなご利益があるのでしょうか?
商売繁盛・事業繁栄の他に
災難除け・無病息災・延命長寿のご利益があるそうです。
でもそれだけでなく
この土地に住む人の祭りを愛するパワーも
一緒に込められているのは間違いありませんね。

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一歩中に入れば目移りしっぱなし!

櫛田神社は街の中心地にあり
博多っ子からお櫛田さんの愛称で親しまれています。

まずは北神門方向からスタートです。↓

手前のガラス張りの瀟洒な建物は
灯明殿という結婚式場です。

北神門の正面です。↓

左手の黄色い旗には
スマホばっかり使わんで後ろを振り返らんね!
と書かれています。
福岡県警察の旗で、引ったくりやスリなどに
気をつけようというメッセージが書かれています。
撮影に夢中にならないよう、気を付けます!

狛犬様です。
右の狛犬は、赤系の御影石。↓

左は、同じく御影石で、鼠色の狛犬様がお出迎え。↓

「あ・うん」で色が異なるのは珍しいですね。

右手にある
木製の建造物は櫛田会館。↓

2023年に新築されたばかりだそう。
1階には参拝者向け休憩所があります。↓

さらに参道を進むと、左手に鷹の石像があり、
高いところから目を光らせています。↓

福岡ソフトバンクホークス……
とは、関係なさそうですね??

もうすぐ食べ頃を迎えそうな柑橘の実を発見!↓

きっと神事でお供えされたりするのでしょう。
良きエネルギーを蓄えてて
食べたら健康になりそうな神々しさでした。

北側の参道を通過するだけで
10分くらいかかってしまいました(笑)

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これより神域なり! 威風堂々とした楼門も超パワースポット

本来はこちらの楼門から入られるのが一般的です。↓

楼門の狛犬は前足がシュッと長く、カッコいい!
邪気をパクっと咥えて取り去ってくれそうな強さを感じます。↓

扁額の文字は稜威(いづ・いつ)と描かれています。↓

稜威という言葉は、非常に奥深い神道的な意味を持ち
その先の領域が汚れなく神聖であることと
激しい威力生命力という意味が込められています。
壮観ですね!

楼門の天井を見上げると、色鮮やかな円形の板が掲げられています。
これが有名な干支恵方盤(えとえほうばん)です。↓

円盤には立体感のある色とりどりの十二支が刻まれています。
毎年大晦日に、中心の矢印を回転させ
その年の恵方(縁起の良い方角)へ示すのが
恒例となっているそうです。

境内側から見た楼門です。↓

こちらの扁額にはキリっとした書体で博多 総鎮守と描かれています。
表側の「稜威」が神聖なパワーを示しているのに対し
地域に根ざした言葉が刻まれているのが対照的ですね。

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博多っ子なら当たり前?銀杏は「ぎんなん」じゃない?!

楼門を入った左側に櫛田の銀杏(ぎなん)がそびえています。
ぎなん? 「」が抜けてますよって?
いえいえ、博多では銀杏のことを「ぎなん」と呼ぶのです。↓

延命長寿のシンボルとされるこの大イチョウ
樹齢1000年を超えると推定されており
福岡県の天然記念物に指定されています。

博多の祝い歌「祝いめでた」の三番の歌詞に
さても見事な櫛田の銀杏、枝も栄ゆりゃ葉も繁る」と謡われるほどで
地元では有名かつ、愛されていることが伝わります。

もう一つ有名な銀杏の木が拝殿の左側にあります。
雄と雌の木が根元から寄り添うように伸びる夫婦銀杏(めおとぎなん)です。
夫婦円満・子孫繁栄のご利益があるご神木です。↓

毎年10月
神職が竹竿で枝を揺すって実を落とし
その実を巫女さんが箸で丁寧に拾い集める
ぎなん落としが行われます。

この神事が行われると博多の人たちは
「ようやく秋が来たなぁ~」と感じるのだそうです。
何だか風流ですね。

翌年の3月12日にはぎなん祭りが行われます。
「ぎなん落とし」で集めた銀杏の実を
乾燥させて清められたものが不老長寿や無病息災の
お守りとして参拝者に配布されるそうです。

ぎなんと呼ぶのはこの地域特有の方言と言われていますが
博多以外でも銀杏を「ぎなん」と呼ぶ地域がありましたら
ぜひご一報ください!

三柱の神様が多種多様なご利益を授けてくれる

本殿へ参拝の前に手水舎で手と口を清めましょう。↓

よく見ると
水瓶は神輿を模しており
側面に祭りの様子が彫られていました。↓

祭りと縁が深い櫛田神社ならではの手水舎です。

手水舎の近くに花壇があり
桔梗が今が旬とばかりに咲いていました。↓

綺麗ですね。

拝殿です。↓

わたくしが参拝にあがったのは10月某日。
25年ぶりの式年遷宮(しきねんせんぐう)と
秋季大祭博多おくんちが重なる
大変貴重な時期だったこともあり
本殿内には準備を進める大勢の人たちが。
神事に関わる人々の神聖な様子が映らないよう配慮をし
今回は拝殿の詳細な写真を撮ることを控えました。

遠目ですが
中で作業をされている姿があります。↓

レアな写真と捉えて頂けたら幸いです。

本殿には、「正殿」「左殿」「右殿」の3つのお殿があり
それぞれ異なる3柱の神様が祀られています。
左殿は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
中央は大幡主大神(おおはたぬしのおおかみ)
右殿は素盞嗚大神(すさのおのおおかみ)

なぜ3柱なのか?
もとは別々の場所に祀られていた
3つの神社(櫛田宮・大神宮・祇園宮)が
戦国時代の兵火で荒廃したのち
1587年の豊臣秀吉による博多復興の際に
一つの社殿にまとめられたという歴史があります。

博多っ子が秀吉を「太閤さん」と親しみを込めて呼ぶのは、
櫛田神社の再興を含め、戦火で焼けた博多を
今の形に蘇らせてくれた恩人だからなんだそうです。

参拝のあとは授与所で
素敵なお守りを拝受してくださいね。↓

境内にはこちらで紹介しきれないほどの神様が
至る所に祀られています。

お時間の許す限り手を合わせてみるのもおすすめです。
わたくし的に二十二社は特に
エネルギーが強いのではないかと感じました。↓

力自慢の力士たちの名が刻まれた奉納力石

拝殿の左側にたくさん並んだ力石があります。

よく見ると、石に何か彫られています。
千代の富士、貴乃花、若乃花、曙、朝青龍、白鵬など
相撲ファンならずとも皆が知る四股名が!

こちらは2000年に行われた
第48回式年遷宮の記念事業として
力石奉納がされたとのこと。
どの石にどんな名前が刻まれているか
現地でぜひ探してみて下さね。

毎年11月に九州場所は博多で行われることからも
この地域と相撲は縁が深いのでしょうね。

またこの近くに試石(ためしいし)が置かれています。

昔、博多祇園山笠に参加する力自慢たちが
自分の体力を誇示するために競ったのが
この試石の始まりのようです。
今境内に置かれているのは
推定30~50㎏はあると言われているので
腰を痛めないよう、ストレッチしてからチャレンジしてみてくださいね。

博多塀の造形美は不屈の精神を象徴している

拝殿の右側に博多塀があります。
色や形の異なる陶器や石材がパッチワークのように埋め込まれています。
よく見ると割れた瓦などがあります。↓

1587年、豊臣秀吉が博多復興(博多太閤町割り)をした際、
焼け跡に残った瓦や焼け石、土砂などを粘土で固めて再利用し
石垣や塀を作ったことに由来します。
これが後に独特な造形美となる博多塀となりました。

まるで穏やかな波のように横に並ぶ線は
瓦を横に並べて層にしたもの。
土だけの壁よりも雨風に強く、堅牢な造りとなるそうです。↓

「使えるものは何でも使う」という切実な知恵が生み出した
不屈の精神という結晶の集まりなのです。

そんな復興と関連づいた伝統の壁造り、
まるで希望の光とでもいうように太陽に照らされ
いっそう力強く、美しく感じました。↓

本当にしょっぱい!! 三度口を湿らせ長寿を願う

櫛田神社がある場所は太古の昔
海岸線がすぐ近くまで迫っていたそうで
今でも地下水にわずかな塩分が含まれています。

三羽の鶴に囲まれた
霊泉鶴の井戸(れいせんつるのいど)。↓

拝殿のすぐ右側にあります。
不老長寿・無病息災の力を得られる霊水は
舐めるとちょっと塩味があるのが特徴です。
ただし残念ながら現在は一般の飲用を中止しています。

以前は
一口目「自分の不老長寿
二口目は「家族の不老長寿
三口目は「親類縁者の不老長寿
を願って飲むと良いとされていました。

少し味見するくらいなら飲用にはならないと思うので
唇を湿らせる程度に
上記の3度の作法、ぜひ試してみてください。↓

わたくしもペロっと舐めさせていただきましたが
本当に塩の味が!
たくさんの方が「しょっぱ~い」と驚きながら
霊水のご加護をうけていました。

今回初めて博多の街を訪れたのですが
評判に違わず衣食住、交通機関、住む人の気質……最高!!
素敵な街に暮らす博多っ子、本気で羨ましいなと思いました。

住所:福岡県福岡市博多区上川端町1-41
アクセス:福岡市地下鉄七隈線「櫛田神社前駅」から徒歩約2分
公式ホームページなし

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